コラム:練習&テストのはなし
先週よりご協力いただいております「アンケート」。
おかげさまで多くの方に回答頂いておりありがとうございます。
ご回答頂きました皆様本当にありがとうございました。
ただ、統計的な根拠を持つデータとしてはまだ母数が足りていないので「まだ」の方は是非ご協力ください。
また、頂きましたコメントに皆さんとシェアすべき質問やご意見がありましたので、一部当サイトでご紹介&コメントをする考えでおります(※無記名アンケートですがコメント頂いた方の心証に配慮します)。ちなみに同様のアンケートを「エンジョイカメラ.jp」でもやっております。
ただ、こちらがサッパリ回答が集まっておりません(T_T)
一応、このサイトはエンジョイカメラ.jpの収益が活動原資になってるのですが・・・・。
さて、それで今回はアンケートのお礼代わりと言いますか、先日実施しました当事務所の研修のお話というか「裏話」を少し書きます。「研修」と書くとたいそうな感じがしますが、本質的には「練習とテスト」ですね。この日はいつもテスト撮影をお願いしているモデルさんをお呼びしてやりました。
それで今回のテーマというかタスクは;
・撮影相談のあった案件のクライアント提出用テストイメージの撮影。
・ライティングのテストもろもろ
と大まかにこの二つ。テストイメージに関しては毎回提出するわけではないのですが、相談頂いたクライアントが欲しいとしているイメージと、私たちの認識のベクトルが合っているかどうかを確認するために撮りました。特に当事務所の場合は出版業でも印刷業でも無い顧客が多いので、この辺はできるかぎりイメージを共有できるよう心がけています。
あと、当スタジオは自然光がウリなのですが、そのテストもかねていたのでちょうど良かったです。
ただ、この案件自体はまだ相談レベルなので実案件として受注できるかどうかは分かりません。なので無駄な出費と言えなくもないのですが、「受けてから外す恐怖」に比べれば多少のコストは仕方ないです。
それで一通り撮影したあとは、ライティングのテストです。
今回は最近流行の女性誌の表紙をイメージしたテストです。
ワークショップで当スタジオを訪れた方はちょっと驚く(?)かも(?)知れませんが、あのスペースでこういうことできるんですよ。
また、これ以外にもグリッドとカラージェルを使ったテストもしました。
こちらはテストというよりも確認作業に近い感じでしょうか。テクニック的にはさほど難しくありません。
いずれ当サイトのネタにする予定です。
それで世間のプロカメラマンはどうなのか知りませんが、当事務所では練習とテストを時間の許す限りやることにしています。当然、パートナーはもちろんワークショップ参加者にも「とりあえず練習したほうが良い」と言っています。
理由は単純でどんなお客だって「プロに頼んだらすごい写真が出てくる。」(※現実にはそんな訳ないのだけど・・・(苦笑))と思って頼んでいるんです。それで結果がダメでも自分が納得し、非を受け入れるには「練習量」しかないんです。「あれだけやってダメだったんだから仕方ない。」、常にそう思えるくらいやってないとダメってことです。お客や環境のせいにしててはダメなんです。事前の打ち合わせと話が違うなんてことは日常茶飯事ですし、そもそも打ち合わせすらない案件もあるのです。現場に行って「聞いてないよぉ~!(←ダチョウ倶楽部風)」と言っても誰も笑ってはくれません。
これはどんな仕事でもそうだと思います。
ただ、こう書くとなんか「やっぱプロってスゲーなぁ。」みたいに思われるかも知れませんが、プロなら絶対「みんな」やってます。そうは言ってもやってない人もいると思いますよ。直感的に撮るタイプのカメラマンも世の中にはたくさんいますので。それで食えるなら良いと思いますし、私はそういうスタイルを否定していません。
儲かっているものは(その瞬間において)正しい、のです(※継続性があるかは不明)。
ただ、私自身の場合、芸術家でもクリエイターでもないという自負がありますので(←なんの自慢じゃw)練習するしかないわけです。字が上手いわけでも、絵が描けるわけでもないわけですから。
と、いうことでなんか気恥ずかしい内容になってしまいましたが何かの参考になれば幸いです<(_ _)>
※次回ワークショップは7/20(土)を予定しています。正式なアナウンスは後日当サイトでいたします。
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