コラム:100円ショップは機材の宝庫

さて、今回は「100円ショップ」の活用方法と各社の傾向と対策(私見)をご紹介します。

お金がないから機材が買えない、という方がけっこう多いのですが「全否定」しますので覚悟してください♪

まず、「100円ショップ」ですが今となっては日本中どこにでもあると言いますか、おそらく皆さんの生活圏内に何かしらあると思います。私の職場は東京(世田谷区と渋谷区)なのでホームセンターよりも100円ショップのほうが多いのです。

それで思いつく大手100円ショップチェーンは;

ダイソー

キャンドゥ

セリア

の三社です。調べましたがこの三社を取り上げれば十分かと思います。

それで各社の傾向(あくまで私見)は;

●ダイソー

キングオブ100円ショップ。渋谷のスタジオから原宿店まで何度行ったことか。もうここは撮影機材のお店と言っても過言ではない(?)くらいの充実ぶり。

行って見て歩くポイントは「何に使うか。」ではなく「何に使えるか?」を常に考えることです。後述しますがこの「視点を変える」だけで見える世界が変わります。ただ、店舗によって品揃えや在庫量が違うので「ダイソー」と言えどもそれぞれ最寄り店舗の特徴は押さえましょう。

●キャンドゥ

ここは「まぁまぁ」な感じです使えるものがあれば「ラッキー♪」くらいに考えた方が良い。正直なところここで「!」となる発見をしたことなし。ただ、トレペやビニールテープなど消耗品はあります。ただ、窓ガラスに貼るようなジェルっぽいものを売ってたりします。

最初見たときはピンと来ませんでしたが、今思えばこういう使い方アリだよな、みたいな。やはり「何に使うか」ではなく、あくまで「何に使えるか」です。

●セリア

100円ショップ業界のダークホース。ここは「小物類」が充実しています。そのためか、渋谷なんてマルイジャム渋谷の7階といういささかオッサンが行きづらい場所にあります・・・(私はここによく出没しています(苦笑))。

最初はけっこう気恥ずかしかったのですよ、エスカレーターで「7階」まで上がるのですがその途中に入っているテナントさんたちはもろ「ギャル向けショップ」な訳ですから。みんな柳原加奈子の声で「いらっしゃいませ~。」って言ってるんですよ。私の日常に接点が無い感じの人たちです。

ただ、さすがにこれだけ行っているともう慣れました♪

余談はさておき、「色味のある小物」で取り急ぎ必要なものはここで調達できると思います。そこいらの雑貨屋さんで買うよりはリーズナブルですし、ホームページでも使い方を提案しているので参考になります。ただ、店舗数はまだ多く無さそうなのですが、今後の店舗展開に期待です。

それで、当事務所で使用頻度の高いと言いますか、お勧めの上位3位をご紹介します。ちなみにこれらはダイソーで売ってます。

それではまず!

●第三位 面ファスナー

まず、なぜ「面ファスナー」と言っているかと言いますと、「マジックテープ(R)」は実は登録商標なのです。「ベルクロ」も同様に登録商標(※日本で馴染みのない呼称ですが、欧米ではメジャーな呼称)なのです。

これって意外と盲点(登録商標という点ね)です。

それでこれをどう使うかというとこういう使い方です。

ラジオスレーブの受信機をPCケーブル経由でつなぎ、クリップオンストロボ本体に固定するためです。これによって照射する高さが3cmくらい下がり、かつセッティングがしやすくなるのです。

これが実に便利なのです。

さて次!

●第二位 養生テープ

これは当事務所に大量に在庫されています。買うときも10個単位で買います。

これはペーパーの固定や、メモを壁に貼りたいとき、段ボール箱をとりあえず止めるときなどに重宝します。撮影機材に「ガッファーテープ」というのがありますが、これがベラボーに高いのでその代用です。これはガッファーテープ同様に剥がしやすいのが特徴です。当スタジオでバックペーパーを固定するときにも使っています。

他にモデルさんの立ち位置の目印としても使います。そしてこの養生テープはガッファーテープの1/10の価格で買えるのが最大のメリットです。

そして次は!

●第一位 フォームコアボード

俗称「ハレパネ」とか「貼りパネ」と言うんでしょうか。正式名称知りません。このダイソーで買ったものには「カラーボード」と書かれています。

それでこれはレフ板として使えると共に、商品撮影や料理写真で使うときは好みのサイズに切って使えることです。また、表面にアルミテープ(これも100円ショップで買えます)を貼ればシルバータイプのレフ板にもなります;

ちなみにこれは「世界中のプロカメラマン」がこうした安価なボード買って商品撮影なり、料理撮影をしていますからね。

他にもクリップ類や厚紙なども100円ショップで売っています。けっこういろんなものが揃うので「撮影機材が売っている」という視点で行くと本当に新たな発見があります。また、最近では各社いろいろ品揃えを工夫しているので定期的に行くのも良いです。

(まとめ)

・100円ショップは「撮影機材の宝庫」。

・「何に使うか」ではなく「何に使えるか」を常に考える。

「お金がないからできないです。」というのは「全く通用しない」というのはそういう理由です。工夫すればやれることはいろいろとあるもんです。

 

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