光学スレーブ活用してる?

今回はクリップオンストロボの内蔵機能である「光学スレーブ」の活用法について。

以前、「オフカメラストロボの種類を知る!~前編~」でスレーブの種類について解説してますのでその応用的な話になります。

さて、クリップオンストロボの内蔵機能に他のストロボの光に反応してストロボを発光させる機能があります。ちなみにこの機能はたいていのクリップオンストロボに付いている機能じゃなかろうか?と思います。特に中級モデル以上というかガイドナンバー40以上の製品には付いている機能だと思います(※お持ちのストロボの説明書をよく読んでくださいね。意外とこの機能については書かれてないというか「分かりづらく書かれている」場合がありますので。)

例えばYN560シリーズだとモード設定で「S1」がこの機能に該当します。

それでこの機能を使うと何ができるかというと、1組のラジオスレーブで複数のストロボを発光させられるのです。

これは覚えておくと便利です、というか「白バック飛ばし」をやるときなんかはかなり便利です。

例えば典型的な白バック飛ばしのセッティングってこんな感じだと思います;

これは典型的なセッティングでストロボを3本使ってます。それで普通なら「ストロボ3本=ラジオスレーブの受信機3個」となると思いますが、室内でやるレベルなら受信機1個で他のストロボ2本を光学スレーブで発光させることができます。

実際にうちのスタジオでやるときはこの方法です。そもそもラジオスレーブ3個用意するのもお金がかかるし、もっと言ってしまえばそのためにいちいち受信機取り付けるのが面倒です。

●応用例

他にもこの光学スレーブの使い道はあって、「ちょっと光を足したい」ときにも威力を発揮します。

例えば商品撮影のとき;

こうして被写体の背後が暗いときなんかに影を消したい部分に光学スレーブ設定したストロボを置けば良いんです。

ただ、影を消したいだけなのでかなり置き方が雑ですが、目的は達成しています。この程度のことでいちいちラジオスレーブの受信機出してきてセッティングするなんて作業効率悪すぎます。それでこのストロボを拡大してみると;

受光部がメインのストロボ光の方を向くようにするのがポイントですが、さほどナーバスにならなくても良いと思います。

あとは好みというか、不安だったり、撮影環境が明るすぎるようであればストロボの数と同数のラジオスレーブを揃えれば良いわけですが、かといってストロボと同数のラジオスレーブが無いからと言ってできないわけでもない、ということです。

(まとめ)

・ラジオスレーブは一組あればけっこういろんなことができる。

よくよく考えると、個人的には今年はほぼ一組のラジオスレーブだけしか使ってなかったように思います。

ひとまず。

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